Shopping and fucking [古_Work]
というのは、Funky Businessという本の売り言葉だ。もう6年も前だろうか、会社であるスエーデン人の公演を聴いた。大学教授でありコンサルタントでもあるその本の著者だった。
(因みに知人が翻訳にからんでる。)
真っ暗な舞台。舞台奥手から薄青い光が仁王立ちのスキンヘッドの男を照らす。え、プレゼンテーションだよね?何が始まるんだろ・・・。。
"Shopping and Fucking!"
それが、静寂を破りはじめて発せられた言葉だった。
プレゼンテーション、する機会も多いが聞く機会も多い。いかに聞き手をひきつけ、上手く話を展開し、最後まできちんと惹きつけていられるか。それが課題だ。私なんかはまだまだ自分のプレゼンだけでいっぱいいっぱい。例えば、丸1日続く会議がある。その中で自分がどの位置にあるから、、なんて考えてる余裕は余りない。
ベテランになるとプレゼンターも心得たものだ。
オーディエンスにとって内容を覚えるのは至難の業。
多くのプレゼンターは「今日1つだけ覚えるとすれば・・・」とキーワードを挙げて注意を得ようとする。自分より前に話した人のプレゼンをネタに、ユーモアや一人コントからはじめる人もいる。饒舌なフランス人がアメリカ人プレゼンテーションをロマンチックフレーバーでおちょくれば、イギリス人がラテン系のエグゼクティブを小ばかにする、という感じ。
こういうのは、上手くやればとても効果がある。会場全体がチームのような一体感に包まれる。やりすぎるとなぁなぁになってしまうが、いいスパイスになればプレゼンを聞く側のコミットメントにつながる。気分が高まり、集中力が増し、最終的にメッセージが伝わり士気も高まる結果になる。
士気を高めたいプレゼンと言って思い出す人がいる。スティーブバーマーというマイクロソフトのエグゼクティブだ。彼の登場パフォーマンスにはエイプダンスというあだ名までついている。
怒涛の音楽に合わせて叫びながら登場し、まるでヒステリーを起こしているのかのように演説台の周りを飛びはねた後は、会場に向かってドリフの長さんのように「おーーっす!!!!」と。。マジですよ。
"I have 4 words for you!"
"I love this company!!!!!! Yeeeeeerrrrhhhh!!!"
「ありえない」とため息混じりにつぶやくも、観客(というかマイクロソフトの社員さんたち)はかなり盛り上がっている様子だった。
プレゼンテーションは、もはや演劇の域にたどり着いたのだろうか。信じることができ、そして人を惹きこむストーリーを語ることができる・・・。それは観客からも望まれているようだが。
私も演劇の猛特訓を受けたり、スタンドアップコメディの練習をしてみた方がいいのかも知れない。
さ、最後はこの手でいくか・・・近々プレゼン予定だけど、すでにgive up・・・
by snorita (2006-06-08 08:46)
日本民族としては大げさな演出にはひいてしまう側面もある一方、自分もド派手にやってみたいという気持ちも少し。こうした手法もいずれ体系化されて一般化するのかもしれませんね。
by Tomo (2006-06-08 23:33)
プレゼン...。
僕の苦手な分野です(笑)
by my_little_world (2006-06-17 19:21)
うーなつかしいぜ。
by Takeshi (2006-06-22 18:40)
snoritaさん、プレゼンいかがでしたか?
Tomoさん、ド派手というか手応えあるストーリーテリングしたいなと私も思います。
hina*さん、私も超苦手です。
Takeshiくん、その節は編集などなどご苦労様でした。またファンキーな本を日本に紹介してくださいな。
皆様ナイスをありがとうございます♪
by usagi (2006-07-02 18:42)